|
週末、亀戸の鈴善に家族で食事に行きました。
10年前の結婚当初から、妻と2人で番組を欠かさず見ていました。先日、当時録画したビデオを整理していたら、「鈴善」後チェックの回が録画されており、当時「行ってみたいね」と2人で話していたので、寒くもなってきたので、おでんでも食べに行こうかという事になり、遠くもないので家族で出かけました。
お店に入る前に外から覗くと、お客がひとりしかいなくて、やたらとメニューが多いのが、少し不安になりましたが、せっかく来たのだから入ろうという事になり、お店に入ると、内縁の妻(今は妻か?)が何も言わずにお冷やをドンと置かれたのには、入店する判断を間違ったかなと予感させるには充分でした。家内と店内を見回して見ると、おでんの時期だというのに、おでんの具がいろいろ入っている鍋(四角い容器)がなく、うどんやら牛丼、カツ丼などのメニューが壁一面に貼ってあり、貧乏店のセオリーが頭をよぎります。私達家族がおでんを注文し終わったら、ご主人が冷凍庫から何やら取り出しているのが目に入りました。お店はオープンキッチンで、注文した玉子はご主人がゆで卵を殻をむいている状態だし、取り出した冷凍物を電子レンジで「チン」しているのも丸見えなので、この時点で予感は確信へと変わりました。テーブルコンロでまとめて出されたおでんは、玉子は全くダシがしみていないいないただのゆで卵、大根は周りだけ柔らかくて、あとは箸でも切れずにおたまでやっと切れるかなというヒドさ、おすすめのイワシのツミレは青魚独特の香りも全くなく、周りがやけにトロッとしていて、何か食べてはいけないような気さえするような代物でした。ダシもやけに煮詰まった感じで、ご主人に「このダシにうどんも入れられますよ」とすすめられましたが、とてもそのような気にはなれませんでした。普段は食に関して文句を言わない妻も、「食以前の問題」だと立腹していました。当時番組の中ではしっかりした料理を作る人だなぁと思っていた鈴善のご主人でさえ、この有様なので、他は押して知るべしという事なんでしょうか。その後口直しに美味しいデザートを食べに行ったのは言うまでもありません。でもちょっと酷すぎたなぁ。
|
|