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自宅の近所にすごい貧乏店を発見。普通の人なら近づきもしないような、そのラーメン屋に行ってきました。
先ず、入り口がお客を拒絶しています。とっくに廃業しているかのような玄関に「営業中」の札!
某有名北海道ラーメンチェーン店なんですが、メニューやポスターなど、破れ、書き換えられてズタズタです。
狭い店に入ると、いかにも汚いカウンターに、店主のおばちゃんがうつ伏せになって寝ていて来客に気づきません。
石油ストーブの上には鍋が置かれていて、何かが煮えています。訊くと、みかんジャムなのだそうです。
醤油チャーシューを注文! 薄汚れた器に冷めたラーメンが盛られました。うう、ラーメンの味がしない!
チェーン店のはずなのに……。訊けば、麺だけ買っていて、あとは全部自分で作っているのだとか。
本部から送られてくるスープはポリエチレンみたいな袋に入っていて、切って空けると、使い切らないといけないそうです。
ところが、ほとんど客が来ないので、もったいないのだとか。それに、とんこつスープを炊くとネズミが寄ってきて困るらしいです。
で、醤油タレは、何と市販の醤油そのもの! まいったなあ……。
でも、サービスが良くて、あとからインスタントコーヒーを出してくれました。30年前の田舎の食堂みたいです。
そのおばちゃんといろいろ話して、けっこう仲良くなってしまいましたが、もう二度と行くことはないでしょう。
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