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教育と愛貧

 投稿者:えい  投稿日:2009年 7月 7日(火)20時31分4秒
  通報 編集済
  倉渕温泉の食べ物に関しては、あまり印象に残っていません。どうだったかしら。

愛貧で、教育に携わる方からのお便りが番組で紹介されたことがあったことを記憶しています。
以下は、木幡寛『カレーを作れる子は算数もできる』講談社現代新書、2006年、pp.14-15より引用
「かつて『愛の貧乏脱出大作戦』というテレビ番組があった。流行らないレストランや食堂のオヤジが料理の鉄人のもとで数日修行にはげみ、店を繁盛させようという企画だ。…この番組を見ていて、最初は『料理の鉄人と言われている人が何十年も努力して、血と汗と涙で獲得してきた技術を、一日や二日で体得できっこないじゃない」と馬鹿にしていたが、あるとき、はたと気づいた。
 これは鉄人の技を体得させることだけが目的ではなく、なんらかの修行・鍛練を一定期間持続させれば一定程度の技術が習得できるということを実感させているのではないだろうか。何をやってもダメだという今の生き方のベースを変化させ、自信を持たせることが目的なのではないだろうか。襟や姿勢を正し、真正面を向いて歩いていこうとする決意を生み出すものとしてこの番組を見てみると、それはそれで大いに学ぶところがある。基本とはそういった一定程度の知識や技、そして心構えの問題としてとらえればいい。
 
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