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幻の「ペンキ屋」の回

2002年05月06日放映の、抜き打ちチェック拡大スペシャル第20弾では、次週予告でペンキ屋修行の予告が流されていました。当時見ていて「食べ物屋さんじゃ無い!」と思ったので間違いありません。しかし、翌週はカフェFUNの放映でした。放映1週間前に何があったのでしょうか?

番組の性質上、きっと放送できないものがいくつかあったに違いありません。放映までにお店が潰れてしまったということもあったのでしょう。

2003年元旦 愛の貧乏脱出大作戦お正月スペシャルの感想

2003年1月1日21:00-23:20、愛の貧乏脱出大作戦お正月スペシャルが放映されました。
ビデオには撮っていないので、記憶が不確かなところもありますが。。。



スタジオには常連コメンテーターがずらり。みなみちゃんの偽ビラを暴露した高橋英樹はキャスティングとして最高。他に梅宮辰夫、中尾ミエ、島崎和歌子、相田祥子あと誰かいたっけ。ナレーションは、おなじみの乱 一世。ジカダンパンでレポーターとして出るより、やっぱりこのナレーションのほうがいいよ。



最初の抜き打ちチェックは、FUNだったかLIMEだったかわすれた。



みのもんた自身が、札幌のLIMEを訪問。お店の明かりが消えており、みのさん、郵便受けから中を覗く。とおりがかりの女性(仕込みか?)が「時々シフォンケーキを買います」と証言。翌日再訪問。ケーキがたくさん並んでいるのを見て一安心。LIMEの息子は、髪の毛を切って帽子をかぶって調理したほうがよかろう。ちなみに、最初に訪問したときのみのさんの格好はこのあと「てつや」の主人に修行人受け入れを依頼するシーンの格好と一緒。外は既に暗かったので、みのさんの札幌での撮影順序は、てつや→LIME抜き打ち→(ススキノで豪遊)→LIME再訪と予想。



FUNも、みのが訪問すると休み。店内でストーブが点いているのをみのさんが発見し、お店に突入。たまたま新メニューの開発中だったというが、なぜ休業日にバイトも含めて4人もお店にいるのだ。そういう店なのか、事前に抜き打ち訪問が知らされていたのか。まぁ、客層が若いから営業日にみのさんが訪問したらむちゃくちゃになる可能性もあるし、ぬるい抜き打ちでも仕方ないかな。。 
FUNのホームページにも「もともとそんなに貧乏ではない」と書いたりしてあるし、番組で取り上げるほどの貧乏だったのかちょっと怪しい。でもまぁ、最近はカフェの類もたくさん潰れているから、商売がうまくいっているっていうのは良いことですな。 (あと、修行中のあのスマーイルはやっぱりちょっと引くところがあるけど。。)



次は、中村有志があんかけ焼きそばの「富ちゃん」を訪問。その後を知りたかったお店のひとつなので、嬉かった。ここは地元のサラリーマンや工場従業員(須藤電機と思われる)、暇なおばちゃんの支持を集めているようだ。ただ単品営業なのでこのメニューに飽きられたら将来がとても不安。二人の子供がとてものびのびと素直に育っているのが良かった。



さて、このあとわけのわからない企画が登場。達人によるおせち料理の競演。あまり真剣に見ていなかったが、たしか崎陽軒が出ていた。あと2つは忘れた。まぁ、高橋英樹、梅宮辰夫とビッグなのを二人も用意したのでこれぐらいの接待企画がないと駄目だとは思うが。。。 あまりに本編と関連性が無かったので悲しい。そのうえ、この部分のナレーションが乱と違うナレーターで妙に耳ざわりだった。すこしガチンコ風というか。。



そしていよいよ、「てつや」での修行。まずは修行人紹介。沖縄出身のマドンナのお店は人通りの少なそうな場所にあるお店。なぜおでん屋なのか。しかもこの10月開店だし。いつどうやって応募したんだ?次に苦労しているかんじのばあちゃんと嫁、けなげな子供二人をかかえるタブちゃん。これは番組の典型だね。応援したくなる。そして番組再登場の味楽留のタカさん。売上の激減はすさまじい。餃子だけではだめだったんだな。このひと、しゃべっていることがもごもごしていて、聞きづらいときがある。海で叫ぶシーンもテロップが無いとわかりにくい。客が離れるのはそういうところにあるのかもしれない。もっとマズい店はたくさんあるだろうけど、人柄というか親しみやすさで安定して客がついているところもたくさんあろう。料理修行よりもっと接客修行のようなものをさせて(あるいはTVでみせて)欲しかった。最後のみなみちゃんはやっぱり特別扱い。シェークスピアでいう道化の役回りなのかもしれない。百面相はよかった。みなみちゃんのときだけ、スタジオの失笑とか高橋英樹や中尾ミエの声がかぶさっていたように思う。



しっかし、ラーメン「てつや」ってすごい行列なんですね。数年で店舗を急拡大、若いのにすごい。しかもご主人はほんの少し前までどん底生活で、愛貧を見て応募しようと思っていたほどだという。多少はリップサービスだろうが、この番組はやはり数多くの中小飲食店に少なからず影響を与えていたんだな、と思う。



でも北海道の味噌ラーメンって、あの寒さの中で食べるから美味しいのであって、大阪とかで同じ物を食べても塩辛すぎたりする。「しの家」主人から聞いた話だが、修行先の小樽のラーメン店は、どんぶりを熱湯に入れて、手でもてないくらい熱く暖めておくんだって。小樽は寒いので寒さで感覚の薄れた手で持つと熱々のどんぶりでも丁度いいくらいになるからだとか。沖縄の人にこれを修行させてどうなのよって思う。



とにかく、みのさん直々の依頼に、てつやさんOK。ちなみにみのさんの服装はLIMEのときと一緒。



んで、修行開始。最初の顔合わせのときに、菓子折りを渡す人がいる中、みなみちゃんは、粗品のタオルを渡していた。タオル、少し欲しい気がする。(笑)



麺の湯きり修行では、タカさんでさえ覚束ない。これまでああいう平たいやつでやっていなかったからでしょ。素人には深い網の方が良いと思うのだが。ここでみなみちゃんが勝手なレクチャーを開始。変わっていないわなー。



小樽の宿舎でそれぞれ練習。みなみちゃんだけは、寝転んでナポレオン・ヒル「成功哲学」読みながら、お洗濯。彼の楽天的な部分とか第三者的な評論家部分はあそこから来るんだとなんとなく実感。まぁ、明確な目標とか強い信念が生まれないうちは、いくらああいう自己啓発本を読んでも駄目だね。



次はスープ作り。ここでマドンナが血合とあくの区別が付かず、失敗してしまう。正直に謝るマドンナ、それを理解し何も言わず新しい鳥を渡す達人。マイナーだが良いシーンだった。それだけにあとでマドンナがリタイヤした時にはもったいない気がした。東京で子供を作り、おそらくは離婚して子供を引き取り沖縄へ、という人生なのだろうが、やっぱり料理ってそんなに甘いもんじゃないよ。子育てだけでも大変だと思うのに、子育ての片手間にやるにはハードすぎる。でも、そうしている人も皆無ではないのだし、もうすこし年配の達人なら、「ここで本当に子供の幸せを考えるならがんばってラーメンを完成させることだ」等と諭したに違いない。(そうしたのかもしれないけど、TVには出なかった)



さて、みなみちゃんは、ズン胴の前で固まってしまって灰汁とり失敗。みなみちゃんが考え込むとろくなことが無い。あれは、「どうかしたの?」と誰かに声をかけて欲しいときのポーズのような気がする。(みなみちゃんにとって灰汁はコクと読むらしいので、たしかに悩むところではある)



で、みなみちゃん、再挑戦でふたたび、「灰汁を取らずにメモを取る」。これには笑ってしまった。年末の漫才コンテストM-1なんて目じゃありません。どうせならメモに何が書いてあったかを映して欲しかった。で、叱られたみなみちゃん、リタイヤ宣言して小樽にひきこもり、すぐに坊主頭で復帰。(一旦リタイヤしたり、坊主頭で復帰するところなんか、番組のつぼを押さえすぎ)



次に、「味噌だれ」の中身当てテスト。10種類の材料がうまく調合されて味噌だれができているのだとか。味覚王ならともかく、素人にそれを考えさせるのはどうだかなぁ。やるならば最初の選考テストとしてやって欲しかった。修行人はそれぞれスーパーで材料だと思う物を買ってきた。ところが、買ってきた材料を見ててつやの顔色が変わる。



別室においていた別の件で使おうと思っていた材料のセットの中身をそっくりそのまま買ってきたやつがいるという。タブちゃんにカンニング疑惑。タブちゃんは必死に否定するが、てつやは机の上のものをぶちまけて激怒。。。 「テツ・プロジェクト」は彼の会社の名前らしい。



おそらく味噌だれの味を再現するのにレシピは教えずに自分の舌で再現させて、評価するつもりだったのだと思うけど、あそこで達人がキレてしまったのでわけがわからなくなった。誰がどういうレベルまで来ていたのかが結局わからずじまいだった。達人はその後レシピを教えたのかどうかさえわからなかった。少なくともテレビでは、誰がどの程度当てようとしていたのか視聴者にもわからせて欲しかった。



個人的には達人の「盗み見した」というキレ方はおかしい。TV編集で妙にカットされたからかもしれないが。。 味は盗むものじゃないのか。むしろ「なぜ五感を使って盗もうとしない!」と怒るほうが納得がいく。過去の修行でも洗い場でソースをなめさせるチャンスを与えておいてそれをふいにした修行人が何人かいたし。まして修行人には何年も弟子入りしている暇はないんだし、なんとかしたいと極限まで思ったら、食材や仕入れ経路ぐらい盗み見してメモしますよ。てつや本人だって貧乏のどん底だったらそうするんじゃないかと思うし。



あと、この騒動の最中みなみちゃんは終始おとなしかった(ように編集されていた)。自分にカメラが回ってこないと静かなんだろうか。



必死に引き止めるタカちゃん、子供からの手紙を見せるスタッフ。それでもタブちゃんの意思は変わらず、リタイヤ。タブちゃんが去るときに、タカちゃんが握手を拒否したのはちょっとホロリときた。そう、修行を単なるロマンにすりかえちゃいかん。完遂してこその修行なんだし。過去の修行経験者タカちゃんはそのへんをよく知っていると思った。 ただ、タブちゃんのリタイヤの理由をもうすこし彼の言葉で語って欲しかった。達人もタブちゃんに逃げ道を与えてやるべきだったのでは。



続いてマドンナもリタイヤ。想像以上の重労働でやっていけないと思ったのだろう。娘に電話をかけて許しを乞うマドンナ。でも、もっと年寄りの50歳過ぎの人も一生懸命がんばっているのだからここは我慢して続けて欲しかった。



そして、後半はみなみちゃん、タカちゃんの二人だけで修行。みなみちゃんもいつになく神妙で一生懸命がんばっていた。このへんは四五六菜館での修行が少しは役に立っていたのだろうか。



最後はスタジオに、タカちゃん、みなみちゃんが「料理の鉄人」みたいな料理バトルのセットで登場。スタジオでてつやご主人直々に判定してもらうという趣向。二人は別々にラーメンを作っているのだが、タカちゃんの「麺あがりましたっ」などの声になぜかみなみちゃんが「ハイヨッ」とかあいづちを打っていたのが妙におかしかった。



てつや氏が下した審判は両方不合格。この判断は、あるいみ英断だったと思うが、なんだか盛り上げに欠けた。私なら、達人が判断を下す前にゲスト&みのに試食(できれば、本物のてつやラーメンも一緒に試食)させ、中尾ミエや特に高橋英樹のコメントを拾って、「なかなかおいしいじゃないか」というスタジオの雰囲気にしてから、さぁ達人の判定は?。。。「不合格」というほうがよかったのでは。 そうすれば梅宮あたりが「いい線まできているんだから、あと一息がんばりなよ」てなコメントを泣きながら残したりしてくれたかもしれない。この番組では、泣いてこその梅宮だよ。高橋英樹がみなみちゃんのラーメンを食すというだけでTV欄のタイトルになると思うのだが「高橋英樹がついにみなみちゃんのラーメンを食す!驚愕の結末!!」とか(笑)



番組のエンディングにはなぜか、自主練習しているタブちゃんにてつやさんが陣中見舞いするシーンが。マドンナのおでんを売る映像まで。あれはいかんでしょ。陣中見舞いはたとえば半年後のスペシャルとかで「実はリタイヤ直後からフォローしていた」というほうが正しいし、マドンナには同情する余地は無い。むしろ、みなみちゃんの修行後の様子やタカちゃんの今後の経営方針(餃子メニューとの関係や、餃子達人への仁義とかを放送して欲しかった。
前半~中盤まで楽しかっただけに、ちょっと歯切れの悪いスペシャルでした。視聴率はどれぐらい出たのかな?

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