2組ラーメン修行は、富山ブラック、2億円の借金を返済した達人のもとで修業。
今回修業に挑むのは“もう後がない…”借金を抱えた二人のラーメン店主。子供6人、バツ3の貧乏パパ44歳”と中2の娘を抱えた脱サラパパ42歳”。家族のために一念発起!2人はそんな思いで極寒の北陸へ発つ。
門をたたくのは、2009年から3年連続売り上げ日本一を誇るMr.ラーメンドリーム「富山ブラック」。
達人の栗原清さんの半生は壮絶。30代半ばで脱サラ。しかし、待っていたのは借金2億円と離婚。最後の望みとラーメン店を開店して大成功!借金完済、再婚、そしてラーメン界の頂点へ
…とこの不景気をたくましく生きる現役バリバリの60歳だ。達人が再出発を誓った原点の地で住み込み修業。新たなスタートを切るその日までをドキュメントで追いかける。
2011/2スペシャルの抜き打ちチェックでは、2011年2月のスペシャルに放送したラーメン店の“その後”を追う
2011年02月27日放映の特番で修行したラーメン3人衆、大ちゃん、松ちゃん、トキさんを抜き打ちチェック。
結果:
みのさんが訪問すると、狭い厨房に4人。カウンターはほぼ埋まっている。こうじグループ麺処ほん田の店主(25歳)が毎月、毎週水曜日の月替わりラーメンを食べに来てチェックしに来ている。
3月限定の煮干しラーメンを食すみのさん。お店の壁にはみのさんのサインが。なんと愛媛松山から来た2人がそのまま居着いて従業員になったとか。美人の奥さんも手伝ってます。
売上は平均180~200万円でTVに出る前の2倍。
ラーメンドリーム、目標は大きく月商350万円。
こちらはお店の前にこうじグループとみのが送った花の名札が貼ってある。あと、王様のブランチにも出たって書いてます。実はTV出たがり系の店主では?
現在は夫婦で切り盛り、6歳のちびちゃんがにこにこしてお店を手伝っているのが微笑ましい。
売り上げは、安定して1日100食が出るようになったようだ。
Before 80万円→After 200万円。
ラーメンドリーム、目標は地元西東京市の東伏見に店を出したいという。
たしかに東伏見にも早稲田があるし、知ってくれる人が増えればうまくいくんじゃないかと。(たしか小田原かどこかに親のお店があるんじゃなかったっけ?そっちは継がないんだ?)
(そして、この後実際に、東伏見駅前に移転した。)
抜き打ちチェックは、やっぱりダメだったか~。
こちらはみのさんではなく達人がチェック。お店を開けるときにお辞儀をしない。大切な人にラーメンを作る気持ちで作れない。田代さんはまずもってこういう気持ち、姿勢を大事にする人ですね。
そして、ここで達人から新メニューをプレゼント。桜エビのエビ油&揚げ麺&ひき肉という変わり種。名付けて海老ふじ800円。でも、ふつうのラーメンでもしっかり繁盛店にできないのに、揚げ麺はちょっと難しすぎるのではないでしょうかね。
※伝授された海老ふじは多分、すぐにメニューから消えた模様ですが、お店自体は流行っているようです。
続いて、伝説の達人を3人紹介。そのうち最後の一人が今回の修業先。前ふりの2つはなんなのでしょう?
道東の温泉地、摩周湖の南西にある弟子屈(てしかが)ラーメン。全国から7万人が訪れるという。住所は「摩周1丁目1-18」。へんぴな場所なのに、40席ある座席はびっしり埋まり、1日20万円の売上があるという。
でも、HPを見ると一番最初の店舗は札幌の二十四軒店が最初で、その次がラーメン横丁店だった様子。東京大森に進出して閉店したり、実は結構紆余曲折している感じ。
元広告マンから脱サラし、今や6店舗年商2億7000万円。総本店では摩周湖の天然伏流水&地元食材にこだわっている。成功の秘訣は「俺はこういうラーメンを出そうという信念を貫け」だそうだ。
北海道の食情報誌等も手掛けていて、弟子屈ラーメンのオーナーというよりも、店舗企画、設計、施工等フードビジネスの専門プロデューサーというのが正しい感じ。
京都木津川のラーメン店無鉄砲。海外を含め8店舗を展開。1日4000人の集客。
こちらも14年前に脱サラ。成功の秘訣は1日300キロ使う「とんこつスープ」。他にはないラーメンを目指す。
麺屋いろは、12店舗、年商6億円。富山ブラックの名で東京ラーメンショー2011で1日4252杯を売り、3年連続日本一に輝く。
こういう限定イベントだと、名前のインパクトから一度食べてみようと思いますよね。
達人栗原清は現在57歳。30台半ばで脱サラ起業したものの、倒産2億円の借金。37歳でラーメンに転向し、幸せを勝ち取る。
詳しい話は↓に書いてある。
http://www.tonio.or.jp/joho/tonionews/kigyo-jirei/pdf/jirei10.pdf
ざっくり書くと…
もともと大手運送会社の地方販社の雇われ社長だった。
そこから独立し、コンテナを改装したカラオケボックスの事業、自己啓発の教育プログラム販売事業、薬草酒をメインにする居酒屋等を経営。
コンテナを改装したカラオケボックスの事業はヒットしたが、大資本がこれに追随し、再投資のタイミングを誤って資金ショート&倒産という流れ。
倒産しているのに自己啓発教育をするわけにもいかず、残ったのは居酒屋のみ。ここでラーメンを作ったのが最初だとか。
それにしても倒産早いね。平成元年に独立してから4年で急成長&倒産&ラーメンで再起。まぁ銀行もじゃんじゃん金を貸してくれた頃で、結局バブルに翻弄されただけともいえる。
貧乏店紹介の前にちらっと映った「貧乏ファイル」が面白い。A4用紙1枚に貧乏のキャッチコピーがいろいろ書いてある。
店名は「らーめんどうじょ(どうぞ)」の駄ジャレ。奥さん初耳で、びっくりするやらあきれるやら。
貧乏状況
「うめおろしラーメン」は見るからにまずそう。
達人曰く「はっきり言ってラーメンじゃない。おいしいもの、食べてないからだよ。」
達人採点
達人メモ
番組の中で達人のメモがちらっと見える時があった。全部は読めなかったが部分的に読めたので記しておく。
四万温泉 中之条町の駅前。バツ3の父に子供2人 & バツ2の母に子供3人が去年5月に結婚し、ひとつの家族に。
貧乏状況
収入 50万円
支出 仕入25万、光熱費15万、家賃8万、生活費15万
毎月マイナス13万円。開店資金を含めて借金総額2000万円。
子ども手当は毎月の支払いに。
田舎町のラーメン屋で7人を養うのは大変だな。母の連れ子22歳の拓也くんは2か月前から店を手伝っているといっているが、普段何をやっているのかな。働いていない?
買ってほしいものは無いと言い、小さな子供たちが仲良くしている姿がなんともいえない。
達人採点
・店舗 3
・サービス 3
・経営者 2
・立地 2
・味 3
達人メモ
番組の中で達人のメモがちらっと見える時があった。全部は読めなかったが部分的に読めたので記しておく。
いよいよ修業開始。達人は紙に目標を書かせる。かっちゃんとたくやの紙に書いた目標が映ったのですかさず転記。
◆かっちゃんの目標
人にめいわくをかけないとかって、ふだんから奥さんに叱られているんだろうな。あと「らーめ店」って…「ん」が無いぞ。
◆たくやの目標
大金がほしいって書いて、抹消してあって、そのすぐ下に犬って書いてある。犬がほしいってことかな。
なんとなく生活感が無い夢が多い。そういうことをあまり考えたことがないのかも。
後藤さんの目標は、金融機関に背を向けずに生活したいという具体的なもの。
かっちゃんは、何も言われなくても、ホール手伝いからバスの見送りまで積極的にやりはじめた。
包丁使いチェック。かっちゃんのネギ切りは、職人歴8年にしてはやや雑。
たくやは論外。興味"範囲"で2か月前から店を手伝っているというが、暇な店を手伝っている割りにネギもまともに切れないし…。
なおさんはさすが。
夜は麺湯でチェック。たくやは一度に3人前でパニック。髪や鼻を触っているのもチェック。
なおさんは、7人前を一度にさばく。さすが。かっちゃんは2杯でも雑。
達人のメモには、
かっちゃん については
と書いてあった。これでかっちゃんにラーメン下手宣告!夫婦修行で奥さん激怒。
そしてこの奥さんの表情の変化、腹のくくり方をとらえたカメラは今回の中でも光っていた。甲斐性の無い旦那に対する怒りや、悲しみ、あきらめが巡っている様子をカメラがとらえる。
奥さんの気持ちを察した達人が、後ろを向かず前を向こうと諭す。これぞ愛貧といった場面でした。
一方、なおさんには、なおさんだけのワンマンショーでは無理と言い渡し!たくやだけを預かる。
このあと、スープ30センチチェックが何度も出てくるのだが、ラーメン屋を長年やっていても、やっぱり手順を覚えるのは難しいものなのかな。 TVで見ていると上から30センチなんて、どうしてそんなに忘れるの?って思うけど。
今回、お店の改装シーンの説明は無かったですね。
かっちゃんのお店は、らーめん道場から名前を変えて、店内も相田みつを的なひらがな空間になったし、くいしん坊も、のれんや店内に迫力のあるひらがなが踊っているのに。
くいしん坊、再オープンの売り上げは普段の3倍52000円だとか。普段の売り上げは2万円にも満たないということは、1日20杯程度しか出なかったんですね。
7杯のラーメンを一度に仕上げる父の腕をもってして、こうなんだからラーメン屋というのはつくづく大変な商売だと思う。
オープン4日前、かっちゃんはいわば商売敵の蕎麦屋にオープンちらしを配っています。このちらしカラー刷りで結構ゴージャス。かっちゃんのお店は中学生の娘さんがお店を手伝っています。
再オープンの売り上げは食券機がはじき出し、129000円でした。客が入らないのに食券&水セルフというのはやっぱり設備投資失敗だよね。
個人的には、達人からセンスがないと言われた父ちゃんは、どこかで清掃員とか事務の仕事をして、母子でお店を回したほうが借金返済は早いんじゃないかとおもうんだけどな。
ああ、スタジオで家族に手紙を読むシーン、復活してほしいなぁ。
半年経って中国から善意の船が到着。船というのはよくわかりませんが、やはりその土地や漁の形態によって個別のオーダーが必要になるようです。
名乗りを上げた中国の企業は、常州玻璃钢造船厂有限公司。英語の社名Changzhou F.R.P. shipyardから察するに、どうやらFRP専門の造船会社のようです。
調べてみると、実は中国航空工業集団公司のグループ企業で、軍事用の船なんかも作っているようです。
場所は、:常州市新北区春江镇新华村委新福圩100号
この日のこの時間帯は、全体的に強い番組がなくて視聴率も低調。愛貧も5.8%とやや低調でした。